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東京藝術大学佐藤時啓研究室展「Re」

東京藝術大学佐藤時啓研究室

2021.3.19(Fri)-3.30(Tue)
12:00-19:00 会期中無休
会場:東京都中央区日本橋久松町4-12コスギビル4F 長亭GALLERY
入場無料
info@changting-gallery.com

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日本での感染拡大が始まり、1年が経ったいま。
これまでの表現について、改めて考え直すことを余儀なくされました。

本展は昨年末に「New Normal, Abnormal, 変わらないもの」をテーマに行った佐藤研究室の有志メンバーでのグループ展を受け、テーマを引継ぎ発展させた試みとなる展示です。

コロナ禍において新しいライフスタイルが始まり、多くの人がこれまでのライフスタイルを振り返り「再考」することがありました。かつて非日常として捉えていた事態が、もはや日常になりつつある現在、制作においても「再考」することは我々アーティストにとっての課題だと言えます。

現在、我々佐藤研究室には6ヶ国を母国としたメンバーが在籍しています。
「再考」を改めてメンバー全員が共通認識出来る「Re」とし、本展ではこの「Re」をテーマにかつての日常を現在の視点から捉え直します。
「Re」とは単語の接頭語ですが、主に3つの意味が含まれています。一つ目は「再び」、つまり同じことが二度あること、二つ目は「繰り返す」という反復の意味、そして三つ目は「後ろへ」という方向性の意味を持っています。

そうした多義的な意味を持つ「Re」の意味をアーティストが再考するということは、どういった意味を持つのでしょうか。

その実践として、本展ではリアルな空間で展示を行うことについての意味を問いかけ、従来の展示方法とは異なったスタイルをとっています。
これは作品間の距離を密にすることで個々の独立性を融解させ、一つの空間に作家同士の意図がより複雑に絡み合い、新しいシナジー(#ある要素が他の要素と合わさる事によって、単体で得られる以上の結果を上げること。)が生まれるのではないかと考えています。

その結果、「Re」が私たちのリアルに結びつき、新しい日常を生きる手がかりとなる表現を目指します。

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