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「Home ground」

佐藤絵莉香

 

2024.3.23(Sat) - 4.7(Sun)  月、火休み

13:00-19:00

会場:東京都中央区日本橋久松町4-12コスギビル4F 長亭GALLERY

入場無料

info@changting-gallery.com

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ステイトメント

人は環境に左右される生き物だと思う。
少なくとも私は、環境にとても神経を使ってしまうほうだ。
地元の環境が自分に影響を与えている感覚がなんとなくあり、私は生まれてからずっと川崎で生活をしている。
父親は川崎の工場で働いて灼熱の中で鉄を作り、小さな頃に亡くなった祖父は競馬が好きで川崎に引っ越してきた。
この地元に切っても切れない縁を感じずにはいられなかった。
駅前の駐輪場には日に日にスプレーの落書きが増えていて、家の近くを流れる2つの大きな川は真っ黒く淀んでうねっている。
工場地帯は365日年中無休で煙突から煙と火を吐いて、冷たい光を放っている。
この街はどこか殺伐とした雰囲気で、とても穏やかで綺麗な街とは言えないだろう。
しかし、私にとっては好奇心と安堵を与えてくれて、その些細な風景の肌理がキラキラと輝いて見えた。
暗い街の雰囲気に飲み込まれてしまわないように、描く絵はユーモアと豊かさを讃えて存在していて欲しい。様々なものや、たくさんの人で溢れかえる窮屈な街の日常をせめて絵の中では臆することなく、のびのびと描きたいと願う。
街の絵を描くことは、画面上で街と自分の思考が対峙して、街の中で自分の居場所を探る行為なのかもしれない。

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佐藤絵莉香 Erika Sato

1996年 神奈川県生まれ

2020年 武蔵野美術大学造形学部油絵学科油絵専攻 卒業
2022年 武蔵野美術大学大学院造形研究科修士課程美術専攻油絵コース 修了
 
個展
2023年
「SPACE DRIVER」(下北沢アーツ、東京)
2022年
「つよくて、ニューゲーム」(GALLERY b.TOKYO 、東京)
2020年
「えのぐぬりとサテライト」(gallery TOWED 、東京)

グループ展
2023年
「日中韓現代美術展」(貴州美術館、中国)
「SHIBUYA STYLE vol.17」(西武渋谷店、東京)
「人」(長亭GALLERY、東京)
「’Oumuamua」(gallery TOWED、東京、artgallery opaltimes、大阪、OF、岡山 )
2022年
「ときめき絵画道」(HB.Nezu 、東京)
「エピソードone 次世代アーティスト16人展vol.1」(阪急うめだ本店 、大阪)
「Expression」(長亭GALLERY 、東京)
2021年
「シェル美術賞展2021」(国立新美術館、東京)
「SHIBUYA STYLE vol.15」(西武渋谷店 、東京)
「若手の抽象絵画」(長亭GALLERY 、東京)
「Hazy memories―曖昧な記憶―」(そごう横浜店 、神奈川)
「イケセイスタイル」(西武池袋本店、東京)
2019年「Collectors 'Collective vol.1」(MEDEL GALLERY SHU、東京)
「gallery TOWED1周年記念展」(gallery TOWED、東京)

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