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vorhandenheit

在  手  状  態

倪力

 

2022.11.12(Sat) - 11.27(Sun) 

13:00-19:00 月、火休み

会場:東京都中央区日本橋久松町4-12コスギビル4F 長亭GALLERY

info@changting-gallery.com

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トンカチを使って作業に集中する時、トンカチが自分の手にあることを忘れ、意識と同化し、とんかちの存在に対する関心が薄くなることは容易に想像できる。一方、もしそのトンカチに何かの不具合が生じた場合、我々は作業を止め、トンカチを凝視し始め、手に握られている存在へ関心が改めて喚起される。

 

かつてこれについてマルティン・ハイデガーは、手に在るトンカチに気がつかない集中状態の価値を主張したが、本展は、倪力の制作を通して、デジタルメディアに干渉される現代シミュラークルに、改めて「手に在る状態(vorhandenheit)」を代入する試みとする。

 

倪力は作品を通して、ネットに散在する低質な画像を彼の絵筆や身体と対峙させ、元画像のテキストを剥ぎ取り、意味(シニフィエ)を曖昧化させようとしている。画像表象(シニフィアン)のみで、今におけるメディアのナラティブやリアリティについて問いかける。そこにある、メディア機械によるビジュアルの質感に近づけようとしながらあえて愚鈍にひかれた筆のタッチ、データ損耗や圧縮によるノイズ、唐突で不気味なイメージ断片などは、どれも現代シミュラークルにおける不具合を示している。そこで、すでに身体と同化され、手の中に在る、忘れられている何かを再度見つめる視線から、リアリティと真実の緊張関係が現れる。

前回の個展は、トークイベントとして、小山登美夫さんと梅津庸一さんの対談を開催致しました。下のリンクからご視聴できます。

 

アーカイブ

長亭GALLERY

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パープルーム

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倪 力

NI   LI

1994 上海生まれ

2016 上海応用技術大学 絵画専攻 卒業

2019 多摩美術大学絵画学科油画専攻 修士課程 修了

2022 多摩美術大学博士後期課程美術研究課 修了、博士学位取得

 

2018 第54回 主体展 東京都美術館 入選

2019 多摩美術大学大学院修了選抜展 入選

2017  グループ展 akibatamabi21  「転回する与太話」

2021  個展「DISTRACTION COLORING 」長亭ギャラリー

2021 グループ展「若手の抽象絵画」長亭ギャラリー

2021 「多摩美術大学博士後期課程 20 周年記念展」多摩美術大学アートテークギャラリー

2021 公募展 入選 長亭GALLERY展 長亭ギャラリー

2022 グループ展「Expression」長亭ギャラリー

2022 多摩美術大学博士課程展2022

2022  二人展 「倪力×宋博文」 GALLERY HAYASHI

2022  多摩美術大学助手展2022