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「デフォルマシオンの庭」

城蛍 HOTARU TACHI

 

2021年12月18日(土)- 12月29日(水)

13:00-19:00

月、火休み

会場:東京都中央区日本橋久松町4-12コスギビル4F 長亭GALLERY

入場無料

info@changting-gallery.com

協力:(株)酒井一吉事務所

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絵画と木枠から成り立っている私の作品は、その両方が主役であるとはいえ、それでも絵画の存在が大きな前提となっています。絵画のために彼ら、つまり木枠の形態は変化し、質量を持ち、そうすることではじめて作品は作品として佇むことができるのです。

とはいえ、そういった形態変化を持続させる作品と付き合う中で、ほんの少しずつ、制作することに妨げを感じるようになってきました。作品が理想的な形態に近づくにつれて生まれる居場所にまつわる難しさ、つまり、設置についての障害を。変化を遂げ続けた作品は、もはや壁にかけられず、展示台にも置けず、いわゆるギャラリーと呼ばれる空間に居座ることが困難になってきました。

だからこそ、今回の展覧会では、会場そのものを造作し空間に変化を与えることで、私の作品が存在する上で最も理想的な空間を作り上げました。その中でこそ、ようやく個々の作品がそれぞれの在り所を見つけることができるのです。

デフォルマシオンとは変形、歪曲を意味します。絵画のために木枠を取り付けられて変形した作品、それが存在するために作られた空間、そしてそれぞれの居場所。まるで日の当たる場所と、日の当たらない場所を自分の意思で選ぶ植物たちがいるように、もしくは世界のどこかに彼らが生息できる庭があるように、ここでは作品たちの居場所をつくってみたいと思うのです。

城 蛍