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佐竹龍蔵展 | ともだち

2021年8月7日(土)- 8月22日(日)

13:00-19:00

​月火休み

会場:東京都中央区日本橋久松町4-12コスギビル4F 長亭GALLERY

入場無料

info@changting-gallery.com

 他者との間には、たとえ親しい間柄であっても必ず何らかの隔たりがあり、近づけば離れていく逃げ水のように決して触れる事のできない精神的な距離があると感じています。
この他者との距離感から生まれる人間の様々な関係性を、作品に対峙した際の視覚的な効果によって表現しようと、高知麻紙に岩絵具で点描するという方法で人物画の制作を続けてきました。
最近では、単に距離という言葉では収まらないような対立や分断によって、他者との間にさらに溝が深まっていくのを感じています。他者との関わり方についてあらゆる可能性を想像する必要があると考え、いろんな姿の人物を描いています。
 今回の展覧会では友情をテーマに「会えなくなってしまった人」と「まだ出会っていない人」の姿を描きました。
 昨年から、会いたい人たちに会えない日々が続く中で考えていたのは、同じように会いたくても会うことのできない亡くなってしまった友人たちについてでした。いまを生きている友人たちと大きく異なるのは「今後会える可能性があるかどうか」という点ですが、その一点の違いがさまざまな感情を引き起こします。
 死んだ人が近くにいるのか、遠くにいるのか、それともいないのか、わかりません。ただ、死者に対する友情というものに関して言えば、小学生の頃に友人から言われた「死んでも友達やけんにゃ(死んでも友達だからな)」という言葉が一つの希望になっています。

 そもそも友情というものに対する僕自身の考え方のもとになっているのが、小学生の頃に見ていた教育番組で毎回流れる「いちどあったら ともだちで まいにちあったら きょうだいだ(※)」という歌詞で、いまでもメロディーと共に頭にこびりついています。現実に実行するには狂気じみた考え方ですが、まだ出会っていない人でも会えば友だちになれる、という可能性があるのはいいことだなと思っています。
(※)作詞/井出隆夫『ドレミファ・どーなっつ!』

 友情というものの全てを肯定的に捉えているわけではありませんが、他者との関係性の一つとして、大人になったいま改めて「ともだち」とは何かと考えてみました。

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佐竹龍蔵

​RYUZO SATAKE

1987年 高知県生まれ
2012年 京都造形芸術大学 大学院修士課程 修了
現在 奈良市在住

■個展
2021年
「2020年の亡霊、溝を埋めろ。」(MEDIA SHOP|gallery 1/京都)
2017年
「滞在制作成果展」(關渡美術館1 1/2 F Gallery/台北)
「北山の河童は鹿の角がこわい」(ギャルリ・オーブ/京都)
2016年
「あのひと」(アートスペース虹/京都)
「少年少女」(みうらじろうギャラリー/東京)
「ちいさいものたち」(YOD Gallery/大阪)
2015年
「あめかぜひと」(かるぽーと/高知)
2014年
「やまのこえ」(アートスペース虹/京都)
「だれかのこども」(みうらじろうギャラリー/東京)
2013年
「紙と絵具と絵画」(gallery near/京都)
「だれかのこども」(YOD Gallery/大阪)
2012年
「どこでもない場所」(アートスペース虹/京都)
「佐竹龍蔵展」(Hidari Zingaro/東京)
2011年
「他者たちの部屋」(かるぽーと/高知)
「佐竹龍蔵展」(アートスペース虹/京都)
2010年
「佐竹龍蔵展」(アートスペース虹/京都)
2009年
「佐竹龍蔵展」(かるぽーと/高知)


■主なグループ展
2020年
「TOSA・美術アカデミー展」(かるぽーと/高知、’05~)

2019年
「FACE Ⅲ」(gallery morning/京都)
「春を待つ-想-」(ギャラリー恵風/京都)
2017年
「FACES and HEADS」(みうらじろうギャラリー/東京、’14~)
2016年
「日本画、近代の作家と高知のこれから」(中土佐町立美術館/高知)

2015年
「日本画の楽しみ」(香美市立美術館/高知)
2014年
「ここで日本画を学びました。」(京都造形芸術大学ギャルリ・オーブ)
2013年
「領海」(AKI gallery/台北)
2012年
「佐竹龍蔵+沈明姫展」(軽井沢ニューアートミュージアム/長野)
2011年
「VOCA展 2011」(上野の森美術館/東京)


■受賞・入選
2020年
「FACE 2020」(損保ジャパン日本興亜美術館/東京、入選)
2019年
「京都日本画新展 2019」(美術館「えき」KYOTO、奨励賞)
2017年
「第7回トリエンナーレ豊橋 星野眞吾賞展」(豊橋市美術館/愛知、入選)
「2016京展」(京都市美術館、館長奨励賞)

2013年
「京都府美術工芸新鋭展」(京都文化博物館、毎日新聞社賞)
「Concours des Tableaux」(かるぽーと/高知、最優秀賞)

2012年
「GEISAI#16」(東京流通センター第二展示場、片桐孝憲賞)
「Kawaii+大賞展」(スパイラルガーデン/東京、入選)

2010年
「ART AWARD NEXT #1」(東京美術倶楽部 東美ミュージアム、準大賞)

 

■その他
2017年 台北・關渡美術館にて3週間の滞在制作。滞在中に同館および淡水馬偕紀念醫院 緩和ケア病棟でワークショップを開催。