「若手の抽象絵画」

阪本結、岡村よるこ、佐藤絵莉香、金海生
倪力、城蛍、川邊真生、王露怡、岩崎奏波

2021.5.10(Mon) - 5.31(Mon) 11:00 - 22:00

会場:BnA_WALL

〒103-0011 東京都中央区日本橋大伝馬町1−1

 

2021.5.10(Mon) - 5.31(Mon) 8:00 - 24:00

会場:CITAN

〒103-0011 東京都中央区日本橋大伝馬町15-2

 

2021.5.10(Mon) - 5.22(Sat) 13:00-19:00

会場:長亭GALLERY

〒103-0005 東京都中央区日本橋久松町4-12コスギビル4F

17.18日休廊

抽象絵画は、描写する対象ははっきりと見えませんが、存在します。それはアーティストの中に存在するかもしれませんし、実際に存在するかもしれません。キャンパスの内で、画家は無限の世界を描かれています。鑑賞者は自分自身の経験に基づき、様々な感想が生まれる

僕の周りに抽象絵画を制作しているアーティストが何人がいます。今回は自分の基準で、日中の若手アーティストをキュレーションして、展覧会を企画しました。そして、「抽象絵画」の定義は、人によりそれぞれです。もちろん自分が抽象絵画ではないと認識するアーティストもいます(笑)。そして、今回の展覧会はbna_wallとCITANの協力で、三つの会場に同時開催することになりました。

異なる会場は、作品と鑑賞者にどんな影響をもたらすのが予想できませんが、楽しんでいます。
人の思索を喚起し、鑑賞者らの間で抽象絵画を媒介とした新しいコミュニケーションを探ることと地域の活性化を目指します。
 

長亭GALLERYーー陳彬

阪本結​

Yui Sakamoto

 阪本結は京都府生まれ。2018年京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻油画修了。自身の周辺に見られる要素をサンプリングして一枚の絵を作っている。

 主な個展に、「境界線について」(同時代ギャラリー、京都、2016)、「hide-and-seek」(KUNST ARZT、京都、2014)、主なグループ展に「現代美術の作法」(極小美術館、岐阜、2021)、「ファン・デ・ナゴヤ2020 ここにあるということ」(市民ギャラリー矢田、愛知)「Kyoto art for tomorrow」(京都文化博物館、京都、2020)など。フィレンツェ賞展佳作(2019)、 京都市立芸術大学作品展大学院市長賞(2018)などを受賞。

岡村よるこ

Yoruko Okamura

 岡村よるこは2011年多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業。ドローイングを中心に日常や現代社会における気付きを、女の子とパンツに投影する。幼少期渡米した際の言語体験から感情を伝達する「文字」に興味を持ち、コミュニケーションデザイン及びタイポグラフィの基礎を学ぶため2007年多摩美術大学グラフィックデザイン学科へ入学。卒業後はデザインの現場にて文字や情報に対する実践的な考え・配置・技術を体感していく。以降、デザイン・イラスト・ドローイングをクロスオーバーする表現はできないか模索し続けている。主なグループ展に「SUPPORT THE ARTS & ARTISTS」(CLOUDS GALLERY+COFFEE、東京、2020)、「ゆめかもね展」(SUNDAY、東京、2020)など。

佐藤絵莉香

Erika Satou


1996年 神奈川県生まれ
2020年 武蔵野美術大学造形学部油絵学科油絵専攻 卒業
2021年 武蔵野美術大学大学院造形研究科修士課程美術専攻油絵コース 在籍

受賞歴
2020年 令和元年度武蔵野美術大学卒業・修了制作展 優秀賞
2020年 武蔵野美術大学奨学金 前田常作賞

主な展示歴
2019年 グループ展「gallery TOWED1周年記念展」gallery TOWED 東京
2019年 グループ展「Collectors'Collective 1」MEDEL GALLERY SHU 東京
2020年 個展「えのぐぬりとサテライト」gallery TOWED 東京
2020年 グループ展「SHIBUYA STYLE vol.14」西武渋谷店 東京
2021年 グループ展「イケセイスタイル」西武池袋店 東京
2021年 グループ展 「Hazy memories―曖昧な記憶―」そごう横浜店 神奈川

自分が見た景色、自分がすれ違った物事、その時に起きた摩擦熱のようなものを起点にし、ちょっとの寂しさとユーモアを織り交ぜて描いています。

金海生

Jin Haisheng


1994年に中国山東省煙台市生まれ。
2013年 来日
2015年 武蔵野美術大学造形学部油絵学科入学
2020年 同学科卒業
グループ展:
2016年 「顕像その一」時にはチーム展,サバキスペース,広州,中国
2017年 「有用無用」,Boxes art space at OCT habor、深圳、中国
2019年 「ガーデンマツイ」、小平、東京、日本
2019年 深圳アートフェア、深圳、中国
2019年 《星座と出会い系、或いは絵画とグループ展について》,パープルームギャラリー、相模原、神奈川县、日本
2020年 「model room」、Fal、武蔵野美術大学、小平、東京、日本
2021年 「你は何しに여기へ?」 Takusometani Gallery 東京、日本

金海生は、1994年に中国山東省煙台市生まれ。2013年 来日、武蔵野美術大学造形学部油絵学科を卒業。中国と日本両国において多数の展覧会に作品を発表し、身体性を専念し、生物の基礎的な仕組みを内容として制作をしています。

倪力

​Ni Li

倪力は1994年中国・上海生まれ。2019年多摩美術大学絵画学科油画専攻修士課程修了、同大学博士後期課程美術研究課在籍中。主なグループ展に「転回する与太話」(akibatamabi21ギャラリー、東京、2019)など。

普段の生活で受容したデジタル視覚情報をもとに描いています
現代における空前的な強度を持つデジタル画像や動画は、私にとってもはや「真実」と同様、或いは「真実」が不在になりつつあります。俗語、昔話、或いは自ら虚構したナラティブを使いながら、デジタル画像に包囲されている個人生活及び他者の状態を表現しています
圧縮ノイズやデジタル画像の損耗特徴を持つ「Poorimage」に注目し、シニフィエとシニフィアン、インターネット画像と絵画の関係性などを模索しています。

​倪力

城蛍

Hotaru Tachi

1996年愛知県生まれ。2019年より東京都内にて活動。主な個展に、20年「淡く目映く」(Gallery Camellia、東京)、20年「あじさいと沐浴」(MAKII MASARU FINE ARTS、東京)、21年「海に食べられる」(MAKII MASARU FINE ARTS、東京)。主なグループ展に、20年「絵画の河岸」(TRiCERA MUSEUM、東京)、20年「シブヤスタイルvol.14」(西武渋谷、東京)、20年「collectors' collective vol.3」(MEDEL GALLERY SHU、東京)、21年「今年初めに見せたい絵」(Gallery TOWED、東京)など。賞歴に、20年「FACE展2020」入選がある。

どこにでもある記憶の断片 持ち主はどこかの誰か、昔の自分、街灯に集まる蛾 その目の奥に横たわる負の光景 暗さ、弱さ、苛立ちと意気地なさ 描かれることで負が消える 造形されることで負が終わる 負のおしまい、負の浄化 そしてまたどこかで負は生まれ、繰り返す。

城蛍

川邊 真生

Manabu Kawabe

1992 青森県出身
2018 多摩美術大学大学院美術研究科博士前期課程絵画専攻油画研究領域 修了

グループ展
2018「independent tokyo 2018」浅草橋ヒューリックホール (東京)
   「gimmick overlap」turner gallery(東京)
2020「森 – Deep Forest –」Yoshiaki Inoue Gallery(大阪)
   「スピードLag」gallery TOWED(東京)
   「Collectors’ Collective Vol.3」MEDEL GALLERY SHU(東京)

個展
2020「Umwelt」OGU MAG(東京)

受賞歴
2016「多摩美術大学卒業制作展」福沢一郎賞
   一般財団法人神山財団芸術支援プログラム第3期生

私は、複数のことや時間が同時に存在することを制作における大枠のコンセプトとしています。当然、社会と個人という関係に注目することもありますが、個人の内にも複数の視点と居場所が存在しているということにリアリティを感じています。社会、そして個人、それぞれの視点や都合が複雑に関係し合っている様子を、絵画を一つの複雑系と捉え提示しています。

王露怡

Wang Luyi​

1996年  中国杭州に生まれる

2016年  多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻入学

2020年  多摩美术大学美術研究科油画専攻入学

経歴

2017年  JAALA国际交流展

2018年  ACTアート大賞展 入選

2018年  日本の自然を描く展  受賞

2018年  大展

2018年  HEART ART IN TOKYO 2018 入選

2018年  五美術大学交流展

2018年  五大学合同写真展

2019年  アジア創造美術展 入選

2019年  三菱商事アートゲートプログラム お買い上げ

2019年  block展

2020年  FACE展 入選

2020年  美術新人賞デビュー 入選

自身の経歴、記憶、日常生活から得た体験を基に、絵画で虚構と現実が入り交じるような風景を描く。人間として生きている世界との距離感を作品を通して表現している。

岩崎奏波

Kanaha Iwasaki


2020年3月 多摩美術大学 美術学部 絵画学科 油画専攻卒業
2020年4月 多摩美術大学大学院 絵画専攻 油画研究領域 博士前期課程入学

2020年7月 グループ展「Rooms’」フリュウギャラリー
2020年8月 グループ展「UNTITLED」Room_412
2021年3月 個展「anima」フリュウギャラリー

人間以外の存在、例えば植物や動物に「心」があることを認めることは、自分達と同じ「心」を持つ存在を食したり、飼い慣らしたり、利用したりするということに向き合うことである。自然や動物に対する祈りや儀式は、それらに向けた感謝であり、懺悔のようでもある。自分以外の他者の存在に気づき、目を向けることで、自分と相手の間にある壁に直面することがある。互いの間にあるその境界線を意識した時、関係性は生まれ、壁の向こうの世界への想像が膨らむ。私にとって絵を描くことは、その境界線と向き合うための方法であり、完全に理解し合うことの出来ない他者への祈りにも似た行為であるとも言える。動物たちをモチーフに、他者と関わり合うことで生まれる、互いを隔て、同時に繋げているような感覚をテーマにし、制作している。

岩崎奏波